若きウェルテルの悩み ゲーテ

1.感想
まんがで読破で読み取れた限りという前提
死に至る病とはすなわち…
自分で自分の限界
既成概念

2.個人的な発展として
若きウェルテルの悩みが書かれたのは1774年のドイツ
1830年のフランスで書かれた、スタンダール「赤と黒」では不倫は普通のことと描かれる。
時代の既成概念、ルール、倫理やモラルは時代、場所、人で変わる。
そのルール自体を限界だと考えて、そのルールを超えることを考えもしない。

夏目漱石の「こころ」は1914年に発表されたが、自殺したKをウェルテルとすると、視点を変えたのみで似てると言える。
手紙形式というところも、
パク…り?…骨子を作り、細部を作る。
結局、文学というのはその程度のものなのかも。

話の中にも書かれているが、ウェルテルは周りは低俗な人間とバカにするが、
「僕はずっとあたりを見回しては自分の力を才知をその源である自分の心を誇ってきたが、僕が世界を軽蔑せずにいられなかったのは、僕自身が卑小だったからだ。」
そのとおりで、自分が優れていると思うなら、心ではどう思っていても周りとうまくやっていけるようにすればいい。
評価というものは、他と比べて成り立っているものなのだから。それがわからずに周りバカにし離れていき、優しくしてくれた人々には依存する。そのようにしか行動できない自分の高慢さと矮小さを理解してほしい。
周りをバカにする主人公が登場する小説には必ずいれて欲しい言葉。