(1) 本の内容の紹介
(2) 本の内容に対する評価や感想・批評
憲法の生死は憲法の精神が国民に生きているかによる。海外の憲法の成立にくらべて、日本ではデモクラシーがなかったこと。内容はホッブス、ロック、ルソーの社会契約説からの内容。興味深い記述は資本主義社会とカルヴァン派のくだりで、経済活動を禁止していない儒教からは、近代資本主義は生まれていない!
ウェーバー「近代資本主義の萌芽は、徹底的に資本に敵対的な経済論理が公然と支配してきた地域に求められなくてはならない」
憲法とは国家を縛るための命令
カルヴァンの予定説(原罪、神の下の平等、最後の審判)により、資本主義、デモクラシーが生まれた。
ホッブスとロックの違い
ロックは労働によって冨は無限に増やすことができる。
ホッブスの時代は土地がすべてであったが、ロックの時代は財の価値は別にあった。
ロックは私有財産
ロックの弟子、モンテスキュー
イギリス ディズレーリ 選挙の公約の大切さ
アメリカの平等は機会の平等
ロベスピエール、マルクス、結果の平等
政治がうまくいかなくなると大衆は英雄を求める
ケインズ、波及効果
日本は天皇教であったため、人民との契約という考えが生まれなかった。
啓蒙的な内容であるが、一国民にできることはなんなのであろうか。