真夏の方程式 東野圭吾

以下、ネタバレ

 

 

 

 

後味の悪い、解決しない終わり方はさすが東野圭吾さんだぜ!

とはいえ、犯人をかばっていた。殺される必要のない人が殺された。

とるべきではない殺害手段をとった。かばうべきではないときにかばった。

人物描写が甘いのはいつものことだけど、ヒロインの海にこだわる理由を

もっと描くとか。両親の葛藤を描くとか。宿屋の親父が甥を使ってまでの殺害手段の必然性とか。

一応、少年の成長の物語ぽくはしてあるけど、少年の成長ももっとわかりやすい形で描けるかな。