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人間、誰しも困る時がある。「仕事がうまくいかない」「成績が上がらない」「試験に落ちた」「彼女ができない」「結婚できない」――と、悩みは尽きない。自分自身で解決できない時は、人に頼ろう。悩みを相談できそうなQ&Aサイトをいくつか挙げてみるので、自分にあったところを使ってみるといいだろう。

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●PC関連の質問なら「OK Wave」

 まずは老舗の「OK Wave」。ASPとしてサービスを提供しており、「教えて!goo」や「エキサイト質問広場」などともデータベースは共通だ。

 特徴は、PC関連の質問が多いこと。「参照の多いQ&A」や「役に立つQ&A」にはPC関連の質問と回答がズラリと並ぶ。12月7日現在、61万9205人のユーザーが参加しており、質問総数は232万8364件、回答総数は819万9106件。平均回答数は3.5件で、満足率は88%だという。

●Web2.0なら「人力検索はてな」

 「Web2.0」――という言葉もずいぶん一般に知られるようになった感があるが、いわゆるギークな質問に強いのが「人力検索はてな」だ。

 実際にWeb2.0をキーワードに過去の質問を検索してみると、50件以上ヒットする。数だけならOK Waveだって47件ヒットするわけだが、はてなが“熱い”のは、Web2.0関連の質問1件に対して最多で20件以上の回答が寄せられることだ(ちなみにOK Waveでは多くても10件程度だった)。しかも、Web2.0関連で最も古い質問があった日付は2005年4月1日と今から600日以上前のことだった。

 なお、はてなで質問をするには、質問料としておよそ50ポイントから200ポイント程度のはてなポイント(1円/ポイント)が必要だ。

●芸能人やタレント情報なら「Yahoo!知恵袋」

 国内最大のポータルである「Yahoo!JAPAN」のQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」は、意外(!?)にも芸能人やタレントに関連するエンターテイメント系の質問に対してアクセスが多い。質問も回答も無料なので、気軽に質問・回答できそうだ。

●編集感のあるコンテンツなら「発言小町」

 読売新聞の「発言小町」も面白い。「投稿は編集部ですべて目を通しています。リアルタイムで反映されません」とある通り、編集部のフィルタを通したQ&Aを公開している。ある意味、純粋なCGM(Consumer Generated Media)ではないが、“編集部が確認した”という安心感もある。気軽に質問する、というよりは質問と回答というやり取りを楽しめるコンテンツだ。

●身内に聞いてみたいなら「mixi」

 「知らない人に質問なんてできない」という人見知りで恥ずかしがり屋さんには、知り合い同士が集まる「mixi」のコミュニティなどで質問してみよう。「知り合いに聞くなら、インターネットじゃなくて直接聞けば」なんて意見もあるが、面と向かって聞きにくいこともある。そんな“込み入った”質問にはmixiがうってつけだ。

●ウソをウソと見抜けるなら「2ちゃんねる」

 もはや誰もが知るようになった「2ちゃんねる」。インターネット関連の事件で報道されることも少なくないため、おどろおどろしいイメージがあるかもしれない。もともとは「『ハッキング』から『今晩のおかず』までを手広くカバーする」掲示板なのだから、困った時に相談したっていいはずだ。

 ただし、管理人・西村博之氏がいうように、ウソをウソと見抜けないと騙されてしまうこともある。これは2ちゃんねるに限ったことではないが、教えてもらった情報はしっかり自分で確認して利用しよう。

●新しいサービスを試したいなら「comatta.jp」

 最後にご紹介するのは「comatta.jp」。聞きなれない名前なのは当然、11月に始まったばっかりの新サービスだからだ。

 comatta.jpの面白いところは、Google MapのAPIを利用して「困った」ことを地図上にプロットできること。日本中の困ったを地図上に表示してみんなで共有しようというわけだ。もちろん、誰かの「困った」に対してコメントを書き込める。みんなで「困った」を共有すれば思わぬ解決策が見つかる――かもしれない。無料で利用できるので、試してみてほしい。

(ITmedia Biz.ID) – 12月8日0時30分更新