作者 東野圭吾
ブラックジョーク的な感じでそれぞれ独立した物語がつづられている。
超税金対策殺人事件
超理系殺人事件
超犯人当て小説殺人事件
超高齢化社会殺人事件
超予告小説殺人事件
超長編小説殺人事件
魔風館殺人事件
超読書機械殺人事件
この中で長編小説と読書機械は作者自身が感じてることなんじゃないかな
と思ったり、長編小説は最近の本はページ数で競っていて、内容の水増しが
あると。読書機械は本の書評を書くのが面倒だから、機械に書いてもらう
そうしてるうちに、作家達は機械に気に入られるような本を書くようになると。
小説は確かに売れてなんぼだけど、その中に物語を通じて訴えかけるものが
ない小説なんて意味ないよな。無駄にページが増えたとしても、書評の評価を
気にして書いたとしても、物語の中に作者独特の伝えたいことを盛り込ませてもらいたいものです。
超税金対策は小説家の税金の対策についての話でした。