超・殺人事件

作者 東野圭吾


ブラックジョーク的な感じでそれぞれ独立した物語がつづられている。


超税金対策殺人事件


超理系殺人事件


超犯人当て小説殺人事件


超高齢化社会殺人事件


超予告小説殺人事件


超長編小説殺人事件


魔風館殺人事件


超読書機械殺人事件


この中で長編小説と読書機械は作者自身が感じてることなんじゃないかな


と思ったり、長編小説は最近の本はページ数で競っていて、内容の水増しが


あると。読書機械は本の書評を書くのが面倒だから、機械に書いてもらう


そうしてるうちに、作家達は機械に気に入られるような本を書くようになると。


小説は確かに売れてなんぼだけど、その中に物語を通じて訴えかけるものが


ない小説なんて意味ないよな。無駄にページが増えたとしても、書評の評価を


気にして書いたとしても、物語の中に作者独特の伝えたいことを盛り込ませてもらいたいものです。


超税金対策は小説家の税金の対策についての話でした。

陽気なギャングが地球を回すとforty

上記の二作品を読みました。

まず、陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎

書き下ろしらしく大した内容もありませんでした。

結末がよめる小説ほどつまらないものもないかと。

内容は嘘を見抜く達人と天才的なスリの若者

演説の達人(ただの物語上の会話要員)

正確な体内時計もちの子持ち(空回り要員)

銀行強盗後の逃走中に別の強盗に現金ごと車を盗まれた

さぁ、取り返そう。この中に裏切り者がいるぞ。

リーダーの腕の見せ所だ。

スリよ補助してくれ。演説は驚いてればいいから。

forty 石田衣良

内容はないよう。

まぁ、40歳へのメッセージと言うことで書かれた本かな。

週間現代に連載してたのをまとめたもの。

主人公が仕事を通して人と知り合い、その中でうまくやってくお話です。

2024/12/07
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いまはまだ・・・

読みたい本や観たい映画を記録しておく。

本:あの頃僕らはバカでした

池袋ウエストゲートパーク最新

こころにナイフをしのばせて

映画:皇帝ペンギン

こうしておけば、楽しみが増えるじゃないか♪

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を

昔、ユースケサンタマリアが主演でテレビでも放送されてた記憶がある。

天才ねずみアルジャーノンの名前はロマサガ3にも登場しました。(かんけねー

知能障害の主人公が手術を受けて、賢くなるにつれて今まで見えなかったものが見えるようになり、世界が変わっていく。お話。

面白くはあったけど、感じるものはなかったかな。

2024/12/09

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ライ麦畑でつかまえて

ライ麦畑でつかまえて

何故か、僕の中でかなり前から気になっていた本。

でも、つまんなかった。主人公のホールデンがなんでもないことを

ただ、ひたすら繰り返している。だけにしか感じなかったかな。

最後の終わり方もいまいちだし。何も訴えかけるものがなかったかな。

個人的には。あと、こういう文体は好きじゃない。

日本語訳してあるんですけど。

後の解説には、少年の心と大人の世界との衝突みたいなことが

小説の意図らしいが・・・

僕にはよくわかりませんでした。

昔読んだ、海辺のカフカも一緒だったな。

最後まで意味がわからんかった。

そこに個人的な意味を見出せってことなのかね?

2024/12/09

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白夜行感想

白夜行 (集英社文庫)

あらすじとしては、ある殺人事件に絡んだ少年・少女が成長していく過程のなか

での事件を淡々と。

最大の読者に考えさせる点は雪穂の太陽に変わるものが何だったか?

ですね。

「一日のうちには太陽の出ている時と沈んでいるときがあるわよね。それと同じように人生にも昼と夜がある。もちろん実際の太陽みたいに、定期的に日没と日の出が訪れるわけじゃない。人によっては、太陽がいっぱいの中を行き続けられる人がいる。ずっと真っ暗な深夜を生きていかなきゃならない人もいる。で、人は何を怖がるかというと、それまでに出ていた太陽が沈んでしまうこと。自分が浴びている光が消える事をすごく恐れてしまうわけ。今の夏美ちゃんがまさにそうよね」

言われていることは何となくわかった。夏美は頷いた。

「あたしはね」と雪穂は続けた。「太陽の下を生きたことなんかないの」

「まさか」夏美は笑った。

「社長こそ、太陽がいっぱいじゃないですか」だが雪穂は首を振った。その目には真摯な思いが込められていたので、夏美も笑いを消した。

「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きていくことができたの。わかるわね。あたしには最初から太陽なんかなかった。だから、失う恐怖もないの」

ここがこの小説で一番言いたいことでしょうが、内容に入る前にかっこいいセリフですね。ほんとに考え付く作家さんは普段何考えてんねん。

僕が今ここまで読んだところでの感相としての雪穂の太陽に代わるものですが、自分の才能・美貌といったところなのかとおもいました。小学生のころから売春をさせられ、周りの環境には恵まれていなかったが、私にはそれを変えてこれるだけの力があった。私の周りには始めから大切な人物(太陽)はなかったから、失って怖い人物・事柄はない。といったところかなぁ。

そう考えると、雪穂に一番利用されたのは亮司ということになります。ドラマだと2人は好き同士ということらしいですが、それはおいておいて。

そうすると、子供の頃に亮司が父親を殺したのも、雪穂の策略なのでは?と考える事はできませんか。図書館でたまに会う少年に自分を助けさせる。2人の関係は最後までわかりませんが、最後に亮司が死んでも表情を変えなかった、雪穂の状態を考えるに太陽は亮司ではないと考えるのがだとうのような気がします。