リバース 湊かなえ

(1) 本の内容の紹介

深瀬和久は、事務機会社に勤めるしがないサラリーマン。今までの人生でも、取り立てて目立つこともなく、平凡を絵に描いたような男だ。趣味と呼べるようなことはそう多くはなく、敢えていうのであればコーヒーを飲むこと。そんな深瀬が、今、唯一落ち着ける場所がある。それは〈クローバー・コーヒー〉というコーヒー豆専門店だ。豆を売っている横で、実際にコーヒーを飲むことも出来る。深瀬は毎日のようにここに来ている。ある日、深瀬がいつも座る席に、見知らぬ女性が座っていた。彼女は、近所のパン屋で働く越智美穂子という女性だった。その後もしばしばここで会い、やがて二人は付き合うことになる。そろそろ関係を深めようと思っていた矢先、二人の関係に大きな亀裂が入ってしまう。美穂子に『深瀬和久は人殺しだ』という告発文が入った手紙が送りつけられたのだ。だれが、なんのために――。
深瀬はついに、自分の心に閉じ込めていた、ある出来事を美穂子に話し始める。全てを聞いた美穂子は、深瀬のもとを去ってしまう。そして同様の告発文が、ある出来事を共有していた大学時代のゼミ仲間にも送りつけられていたことが発覚する。”あの件”を誰かが蒸し返そうとしているのか。真相を探るべく、深瀬は動き出す。

(2) 本の内容に対する評価や感想・批評

送りつけた犯人に関しては、前半の方でよめる。
浅見に関しては、本当に生徒がやったってことなのだろうか。
特にミスリードもなく。
全般的にイケてるグループとイケテないグループという話が、今でいうスクールカーストというものだが、たしかに似た者同士で
集まるというのはある。学生時代の男はシャイというか、そんなに外交的ではなく、自分の世界を守りたいから。
不特定多数と交際するというより、クラスで席が近かったり、同じ部活だったり、趣味が同じだったり、するのとつるむようになる。
それはきっかけだけの話で。
学生時代に自分がどのグループかなんて考えたこともなかった。
自分が学校でどのグループに属していたかなんて、いかにも女性的という印象をうける。
まぁ、リア充は微妙だが、男の女性化が進んでいるというしな。

ネタバレとして、蕎麦アレルギーということであるが、アレルギーがあるなら周りの理解を求めないとね。