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早起きしなくても丸一日うまくいく【15分の朝活】とは

最強の朝活について紹介させてもらいます。
色々な朝活をされている方がいると思います。朝起きてからどんな事をすれば、1日を気分よく過ごすことができるのかどういうことを多くの人が考えるわけです。

早起きは三文の徳

そもそも朝早く起きることを目標にしてしまっている残念な人もいます。早起きは三文の徳と言いますが、早起きをしさえすればいいと未だに考えている人もいますが、これは間違いとしか言いようがありません。

人間にはクロノタイプがそれぞれあり、朝型・昼型・夜型で自分のタイプに合った生活リズムで活動をした方がいいわけですが、朝方の人でも6時より早く起きるのはお勧めしません。6時より早く起きると朝型の人でも体内時計が狂ってしまい、健康にはよくないということが分かっています。

1日を有効的に使うための朝活

朝活は朝早く起きることが目的ではないわけです。みんな1日を有効的に使うために朝早く起きているわけです。
であれば、朝どんな行動をとれば1日を有効的に使うことができるのでしょうか。

マギル大学の研究で、朝にどのような行動を取れば、1日を有効的に使うことができるのかということを調べた研究があります。
朝にあることを15分すると、脳が最適化され、1日の作業は捗り集中力も記憶力も上がるということが分かっています。

それは・・・
朝15分の有酸素運動です。

朝に15分の有酸素運動をするだけで、脳が最適化され、その日に1日中集中力が高い状態を維持できて、脳の働きが良くなるということです。
ですから、最強の朝活は、朝起きてから15分の有酸素運動を行うことです。

この研究では、参加者の人達にテトリスのようなパズルゲームを行ってもらい、そのあとに、全体を二つのグループに分けました。

エアロバイクを15分間全力で漕いでもらったグループ

座ったままただ15分間休憩してもらったグループ

その後に、もう一度同じパズルゲームを行ってもらいました。両方のグループには、30分後・60分後・90分後・8時間後・24時間後にそれぞれ同じパズルゲームを行ってもらいました。
全員の脳の状態も測定して、脳の活動の変化についても調べました。

その結果、15分の運動をしたグループは脳が最適化されていて、パズルゲームを行っている最中も脳の活性レベルが低い状態で保たれていました。
これは脳を無駄に動かすことなく問題を解く事が出来るようになっているということです。

脳が最適化され少ない労力で力を発揮できる

つまり、ただ朝早く起きることよりも、健康的な時間に起きてもらい、朝起きてから15分間だけ有酸素運動を行うことで、今までよりも少ない労力で多くのことをこなせるようになるということです。
そうすると、無駄に疲れることもなくなり、他のことにもリソースを使うことができるようになるわけです。

この実験では、8時間経った時にはゲームのスコアにあまり差が出なくなるということも確認されています。つまり、運動してから8時間経つと運動したグループもそうでないグループもあまり差が出なくなるということですが、その後、24時間経った時には、再び運動したグループの方が成績が良くなるという傾向が確認されています。

24時間後にも効果が!

つまり、運動した後には、頭の回転も速くなり少ない労力で多くのことができるようになるので、集中力も高くなります。その後8時間ぐらい経つとそれが徐々に落ち着いてきて、運動していない人たちと同じぐらいのレベルになります。そして、その後、一度寝ることで、少ない労力で効率的に手に入れた知識の整理が行われ、運動したグループの方が前日に行ったことがしっかり脳に定着していて、24時間後の成績が良くなるという結果につながっているわけです。

この研究チームは、運動と睡眠というものは相互作用を起こすと言われていて、運動することで記憶が定着しやすくなるとされています。

ですから、運動しながら勉強したり、勉強の前に軽く運動をしたり、勉強の後に軽く運動をするということを行うと、効率的に知識を使うことができます。
知識労働を行う方や頭を使う仕事をされている方にとっての有効な朝活は、朝15分の有酸素運動です。

この朝の運動は15分ではなく10分でも効果があるのではないかともされていますので、朝起きてから10分から15分間の少しきつめの有酸素運動を行ってもらい、それから勉強したりすることをお勧めします。
合わせて、寝不足にならないように気をつけることも大切です。

https://daigoblog.jp/cardiovascular/