予備校事件

京都府宇治市の学習塾で小学6年生の堀本紗也乃(さやの)さん(当時12歳)が殺害された事件から10日で1年になるのを前に、父親の恒秀さん(43)が現在の心境をつづった手記を報道各社に寄せた。恒秀さんは2月の初公判後の会見で「娘を助けてやれなかった」と無念の思いを吐露。学習塾での事件当日までのやり取りを詳述した文書を配り、「度重なる嫌がらせを受けた娘の姿を伝えたかった」と訴えた。その後も公判の傍聴を続けている。手記の内容は次の通り。
事件の日から1年が経(た)とうとしています。
昨年の12月初旬は、娘紗也乃は、夜遅くまで勉強していました。
仕事から帰ると、夜遅くても、二階の部屋からトントンと階段を下りてきて、出迎えてくれていました。お菓子を買って帰ることを楽しみにしてくれていたと思います。
12月9日事件前日夜も、アイスクリーム、メロンパン、プリンなどを買って帰り、アイスクリームを分け合って食べたことを覚えています。12月10日の朝、メロンパンを食べた後、「プリンは家に帰って食べるわ」と言っていました。
事件後生活は一変しました。
通夜、葬式の時、食べられなかったプリンを供えました。今でも、時折仕事帰りに、お菓子を買って帰り、供えています。家に着いても階段を下りてくる音は聞こえません。
神明小学校と東京で通っていた杉並第二小学校の友達や先生方が折ってくれた千羽鶴を供えさせてもらっています。
娘の笑顔を見られない寂しさには、少しは慣れましたが、悲しみは少しも癒やされることはありません。
今は、天国からみんなを見てくれていると思います。時々、天国で楽しくしている夢を見せてくれます。このことは、私たちにとって唯一の救いです。
まもなく、第5回公判を迎えます。これまでの公判の中でも被告人らの言動は欺瞞(ぎまん)に満ちており、娘の命を奪った上に死してなお娘の名誉も汚し続けています。私たち被害者の心情をもてあそぶものであり、許せない気持ちでいっぱいです。
娘の友達や娘をよく知る方々は、『紗也乃はそんなこと言う子じゃない。私たちの紗也乃があんなふうに言われ報道されとてもつらい、悔しい』など伝えて下さいます。
裁判に直接参加することはできませんが、娘の無念とともに闘ってまいります。
正義を信じている。
平成18年12月
堀本恒秀

(毎日新聞) – 12月8日19時40分更新
 
2020/01/22 追記
 
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2005年(平成17年)12月10日午前9時ころ、京都府宇治市の学習塾「京進宇治神明校」(事件後、閉鎖)の106教室で、当時アルバイト講師で同志社大学4年(現・退学処分)だった萩野裕(はぎのゆう/当時23歳)が出入り口を施錠した上で、椅子に座った市立神明小学校6年生の堀本紗也乃(さやの)ちゃん(12歳)に背後から近づき、出刃包丁で紗也乃ちゃんの首、頭、顔などを十数回にわたり切りつけた。紗也乃ちゃんは教室の奥に逃げたが、萩野は紗也乃ちゃんを突き飛ばして首を突き刺し、紗也乃ちゃんは失血死した。

萩野はその直後に自ら110番し、京都府警に現行犯逮捕されたが、遺体の周りは血の海。床には指2本と凶器に使われた包丁が落ちていた。血しぶきを吹きかけたように真っ赤に染まった壁。首の左右にほぼ同じ幅の傷があり、左から突き刺さった包丁が頚動脈を切ってそのまま貫通したと見られている。

2005年(平成17年)3月から、紗也乃ちゃんは(株)京進が経営する「宇治神明校」に通っていた。

5月11日、萩野は塾での授業終了後、国語の個別指導ということで、紗也乃ちゃんを一人残して、約1時間20分にわたり、「学校は楽しいか、塾は楽しいか、お父さんは好きか?」などと訊いた。紗也乃ちゃんは「学校も、塾も、お父さんも好き」と答えると、萩野は「僕は心理カウンセラーの勉強をしているから紗也乃ちゃんがウソをついているのは分かる」と言った。

紗也乃ちゃんは塾からの帰宅途中で迎えに出た母親と出会うと顔を見るなり泣き出した。

その夜、紗也乃ちゃんの両親は塾に電話し、「萩野先生に不安を感じる」と訴えた。

だが、7月下旬以降も萩野の特異な行動は続いた。個人面談のときに顔を近づけてきたり、そばに寄ってきたりした。休憩中に「鬼ごっこ」していたが、知らない間に近づいてきた・・・。

このことで紗也乃ちゃんの両親は再三にわたり塾に抗議したが、萩野はエスカレートしていった。

11月21日、紗也乃ちゃんが「もう国語の授業に出ない」と言うと、萩野は職員室の奥に紗也乃ちゃんを連れていき、「何で?」としつこく問い詰めた。

萩野の異様な言動に周りはすでに気づいていた。ロリコンで、塾の女生徒の髪型や服装に異常に詳しく、アイドルやアニメのフィギュアもよく知っていた。授業中に気に入った女の子がいると、「この問題、解かるかな? ○○ちゃん」と何度も声をかけ、そのうち手を握ったり、身体を触ったりした。授業が終わってからも、気に入った女の子を呼び出して、世間話をしながら、さりげなく身体を触っていた。授業中、生徒たちは見るに見かねて一斉にブーイングしたことがあった。授業中、萩野は黒板に書いた文字が間違っていることを生徒に指摘され、「ファイヤー」と奇声を張り上げた。生徒の間では「キモイ」「ちょっと変な人」という評判で「はぎっち」と呼ばれていた。

萩野は父親が大手電気メーカーの子会社役員、母親はヨガや太極拳の先生という家庭に育った。躾は厳しいことで近所では有名で、スナック菓子は厳禁、友だちが遊びにきても「勉強の邪魔になる」という理由で追い返していた。

萩野は叱られてトイレに閉じ込められることがときどきあったらしいが、その度に「出せぇ~。出してくれ。救急車を呼んでぇー」と叫び、その奇声が近所に響き渡っていた。中学生のとき、勉強中に窓を開け放ち、「X二乗プラスYは・・・」と大声を上げたり、深夜に「ウオー、オラー」といった奇声を発したことがあったという。

萩野は同志社香里高校から同志社大学法学部に合格。学部内でもっとも人気の高い「犯罪と刑罰」ゼミに入った。このころから萩野の家庭内暴力が始まり、母親が救急車で運ばれたことがあった。

2003年(平成15年)6月、萩野が3回生のとき、図書館で女子学生の財布を抜き取る窃盗事件を起こして、1年半の停学処分を受けた。このとき、現場を目撃していた警備員に抵抗してケガを負わせて懲役2年6ヶ月・執行猶予3年の有罪判決となったが、この窃盗事件について学習塾側は知らされておらず、同年11月に講師として萩野を採用している。

2006年(平成18年)2月20日、京都地裁(氷室眞裁判長)で初公判が開かれた。萩野は罪状認否で「すべて間違いありません」と起訴事実を認め、謝罪した。

検察側は冒頭陳述で、学習塾での指導をめぐり2人の関係が事件前年の2004年(平成16年)夏ころから悪化していたことをあげ、「紗也乃さんの言動などから一方的に不信感と憎しみを募らせた」と動機を指摘。凶器の包丁を購入した2005年(平成17年)12月2日(事件8日前)の直前に明確な殺意が芽生えたとし、「紗也乃さんの『キモイ』という言葉が頭から離れず、裏切られ、恩をあだで返されたと思いこんだ」などと事件当時の精神状態を明らかにした。その上で、計画的な犯行と具体的な供述内容などから、萩野に完全責任能力があったと主張した。

これに対して弁護側も冒頭陳述し、「萩野被告は前年11月下旬から『(紗也乃さんが)両手で剣を持って突き上げてくる』という妄想に支配されており、犯行はそれに突き動かされた結果」などと反論。萩野が事件当時、心神喪失か心神耗弱状態だったと指摘し、無罪または減刑を求めた。

2007年(平成19年)3月6日、京都地裁で判決公判が開かれた。氷室真裁判長は、萩野の完全な責任能力を認めた上で「本来生徒を守るべき講師が教え子を殺害した特異な事件で、社会的影響の大きさは看過できないが、犯行直後に自ら110番し、自首が成立する」と述べ、懲役18年(求刑・無期懲役)を言い渡した。

裁判長は弁護側の求めで地裁が実施した精神鑑定に基づき、被告が「精神病様状態」にあった局面はあったと認定。また、一時的な精神状態の悪化により、事件の8日前に自宅で被害者の像が見えたことから、像を消すために犯行を思いついたとした。 一方、萩野が犯行直前まで大学の授業を受け、塾での仕事も支障なくこなしていた。凶器を用意し、監視カメラのコンセントを抜くなど周到な準備をしていたことなどを挙げ、「非常に計画性の高い犯行」と指摘。「精神病様状態」は恒常的なものではないとし、「犯行当時、心神耗弱だった」とする弁護側の主張を退けた。その上で犯行について「余りに残忍で執拗。凄惨さは筆舌に尽くしがたく、極めて悪質」と述べた。

量刑の理由については、アスペルガー症候群でストレスに弱い被告が、「精神病様状態」もあったという経緯の中で犯行に及んだ。自ら犯行直後に110番通報しており、自首が成立する。殺害の事実を認め、被告なりに反省を深めようとしているなどと説明した。

3月19日、京都地検は懲役18年を言い渡した京都地裁判決を不服として控訴した。

翌20日、弁護側も京都地裁判決を不服として控訴した。

2009年(平成21年)3月24日、大阪高裁は萩野裕に対し、懲役18年とした1審・京都地裁判決を破棄し、懲役15年を言い渡した。

的場純男裁判長は「犯行当時、被告は心神耗弱の状態だったとみるのが相当で、完全責任能力を認定した1審判決は是認できない」と述べた。控訴審では「犯行時、幻覚妄想状態に陥っていた」とする再鑑定を踏まえ、「アスペルガー症候群と著しい幻覚妄想の影響により、善悪を判断して行動を制御する能力が著しく減退した心神耗弱の状態だった」と認定し、量刑理由で「塾講師として塾生を保護すべき立場にあった被告が殺人者にひょう変した凶悪犯罪」と指弾する一方、「反省も深めている」などと述べた。

4月7日、上告期限となるこの日までに検察側、被告側ともに上告しなかったため、大阪高裁での懲役15年が確定した。

2010年(平成22年)3月31日、京都地裁は紗也乃の両親が事故防止を怠る安全配慮義務違反があったとして京進に約1億3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、京進に9900万円の支払いを命じる判決を言い渡した。裁判長は塾側の使用者責任を認め、「講師の使用者である塾が、講師が負うべき損害賠償額と同額の責任を負うことはやむを得ない」と指摘。京進側の「女児殺害計画に気付くことは困難で、故意に罪を犯した講師とは責任が異なる」などとの主張を退けた。

2009年
懲役15年
 
2024/12/09 追記
 

学習塾に賠償命令 宇治の小6女児殺害

京都府宇治市の学習塾で2005年、小学6年の堀本紗也乃さん(当時12)が元塾アルバイト講師、萩野裕受刑者(27)=殺人罪などで懲役15年確定=に殺害された事件で、両親が学習塾「京進」(京都市)に計約1億3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、京都地裁であった。松本清隆裁判長は塾の使用者責任を認め、計約9800万円の支払いを命じた。

松本裁判長は「安全であるべき塾の教室内で、突如残酷に殺害され、悲しみは察するに余りある」と指摘した。

京進側は十分な防止策を取らなかったことについて責任を認めた上で、損害額を争っていた。京進は「中立公正な判断と受け止め従いたい。事件を心に留め、安全対策に一層取り組みたい」とコメントした。

事件は05年12月10日に「京進宇治神明校」で発生。昨年3月の大阪高裁判決は、荻野受刑者の完全責任能力を認め懲役18年とした一審判決を破棄し、心神耗弱だったとして刑を軽くした。

自民党

自民党の中川政調会長は23日、岐阜市で講演し、自らが提起した日本の核保有論議に党内外から批判が出ていることについて、「最近は、(核兵器を)作らず、持たず、持ち込ませず、言わせずの『非核四原則』と言うそうだ。私は非核三原則は認めるが、四原則は認めない」と反発した。

さらに、「議論もしては駄目だという人がいるのであれば、今度は五原則で『考えさせず』となることを恐れる」と指摘し、「日本を侵略させないために何ができるか考え、最大限努力する必要がある」と論議の必要性を重ねて強調した。

中川氏は8日の講演では、米中間選挙の結果や北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の行方を見守る必要があるとして、核保有に関する発言は当面、控える意向を示していた。 (読売新聞) – 11月23日21時5分更新

2024/12/09 追記

2006年(平成18年)9月 – 安倍政権下で自由民主党政調会長に就任。
2008年(平成20年)9月 – 麻生内閣で財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融担当)に就任。
2009年(平成21年)
2月 – 財務大臣および内閣府特命担当大臣(金融担当)を辞任。
8月30日 – 第45回衆議院議員総選挙で落選。
10月4日 – 死亡を発見される。

 

RMT

留学生の資格で入国しながらオンラインゲームのアイテムなどをネットで販売していたとして、熊本県警などは22日、熊本市渡鹿の中国人大学生、王悦偲容疑者(23)を出入国管理法違反(資格外活動)容疑で逮捕した。これまでに約1億5000万円を売り上げ、1億円以上を中国に送金していたとみられている。
 調べでは、王容疑者は04年4月に留学生の資格で入国。在留資格を変更せずに06年4~5月、オンラインゲームで使われる武器や通貨をインターネットオークションなどで販売し、約600万円を売り上げた疑い。容疑を認めている。
 王容疑者が頻繁に海外送金するのを不審に思った金融機関から8月に通報があり、県警が調べていた。(毎日新聞) – 11月23日17時26分更新

郵政造反組

郵政民営化に反対して自民党を離党した「造反組」無所属議員12人の復党問題で、自民党の中川幹事長は22日夕、造反組の交渉役である平沼赳夫・元経済産業相と会談し、郵政民営化を含む党の政権公約(マニフェスト)への支持を明確にした誓約書を添えて27日午前中に復党願を提出するよう伝えた。

 会談後、平沼氏は「私の場合、中川氏の要求はハードルが高い」と記者団に述べ、年内の復党を見送る意向を表明した。

 中川氏は22日の平沼氏との会談で、復党を認める条件として、<1>郵政民営化を含む党の政権公約の順守<2>安倍首相の所信表明への支持<3>党紀・党則の順守と、昨年の衆院選での「反党行為」に対する反省の表明――を改めて示したうえで、新たに誓約書提出を求めた。昨年の衆院選で落選した前衆院議員については、今回の検討対象から除外する方針も伝えた。

(読売新聞) – 11月22日21時59分更新

山本モナ

民主党の細野豪志衆院議員(35)との「不倫デート」が報じられ、TBS系「NEWS23」を降板した山本モナキャスター(30)が来年元日放送のバラエティーでテレビ復帰することが21日、分かった。日テレ系正月特番の「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」に出演する。関係者によれば、所属する「オフィス北野」のビートたけし(59)は山本をずっと気にかけており、自身が司会する番組での出演を後押しした形だ。

 山本キャスターは10月にリニューアルした「NEWS23」で新キャスターを務めていたが、わずか出演4日目で細野代議士との不倫路上キスが発覚。1日だけ出演した後、「休養」に入り、そのまま番組を降板。その後、英会話や料理学校に通うなどの“謹慎”生活が伝えられていた。

 その山本をずっと気にかけていたのは、所属事務所の“殿”こと、たけしだった。復帰するのは正月特番となる「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」。かつての日テレ系看板番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」のパロディーで、たけし軍団やダチョウ倶楽部らお笑い芸人が多数出演。本家をモチーフに「○×爆破クイズ」やバンジージャンプ、人間ロケットなどを使い、過激なアトラクションが満載で、芸人たちのリアクションの面白さが人気。元日の特番も同様の内容になりそうだ。1989年1月から96年4月にかけ、特番として放送されており、約11年ぶりの復活となる。

 関係者によれば、たけしは、山本の復帰にあたって、いくつかの自身の出演番組を候補に挙げたようだが、スキャンダルで降板したいきさつがあるだけに、バラエティーがベターではないかと、同番組への出演を薦め、局側も出演を受け入れた。

 オフィス北野では「この件については、日本テレビさんにお任せしている」としている。どのような出演になるか、具体的には決まっていないが、山本キャスターはクイズの出場者ではなく、進行役の一人として名を連ねる予定。たけしのアシスタントのような形を取るのが有力だ。来週にも正式発表される見通しで、収録は来月になるという。 (スポーツ報知) – 11月22日10時56分更新

結婚

IZAMと吉岡美穂、押尾学と矢田亜希子、神田うのと会社社長西村拓郎氏、まだ決定ではないものの藤原紀香と陣内智則など、ここ最近の日本の芸能界では結婚報道が続いているが、やはりマスコミの注目を集めているのは「結婚」ではなく中村獅童と竹内裕子の「離婚騒動」のほうだろう。

一方、ハリウッドでの「離婚騒動」といえば、やはりブリトニー・スピアーズとケヴィン・フェダーラインのお騒がせカップルだ。ブリトニー・スピアーズが裁判所に離婚申請した翌日に、子供2人の親権を100%要求する申請を提出したケヴィン・フェダーラインは、一部メディアでは、9月に生まれたジェイデン・ジェームズとはまだ4回しか会ったことがないと報じており、元彼女との間に儲けた子供たちに対しても親としての義務を果たしているとは言えず、スピアーズが親権を獲得するのは間違いないだろうと見られている。

ところでスピアーズは22歳で結婚、24歳で離婚申請したが、今年に入り若くして結婚したハリウッド女優が次々と離婚。21歳でミュージシャンのクリス・ロビンソンと結婚したケイト・ハドソン、22歳で俳優のライアン・フィリップと結婚したリース・ウィザースプーン、22歳で歌手のニック・ラシェイと結婚したジェシカ・シンプソンらも今年に入り次々と結婚生活にピリオドを打っている。

若くして結婚を決意したハリウッド・セレブ・レディーたちが離婚する確率は非常に高い。また、22歳でトム・クルーズと結婚したニコール・キッドマンのように、おしどり夫婦といわれながらも破局するケースも多く、キャリアで成功したから結婚生活も成功させなければというストレス、理想的な夫婦関係を期待する世間からのプレッシャー、いわゆる「スポットライト・ストレス」が夫婦間に溝を生じるのではないか、と一部では語られている。

プロ野球

プロ野球の西武ライオンズは15日、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグに挑戦する松坂大輔投手(26)に対する最高入札額が5111万ドル(約60億円)で、落札球団はボストン・レッドソックスだったと発表した。入札制度で移籍した日本人選手の入札金としては、00年のイチロー外野手(マリナーズ)の1312万ドル(約14億円=当時)の3倍以上となる過去最高額となった。
 西武の太田秀和社長が午前10時から、埼玉県所沢市内の球団事務所で会見し、最高入札額の受諾を正式表明した。米国でも同時発表された。太田社長は「10歳の時から彼(松坂投手)が持っていた夢が実現することを期待している。最大限に評価してもらい、非常にうれしい」と述べた。松坂投手には会見前に球団名と金額を伝えたといい、「『うれしいです』と語っていた」と明かした。
 レッドソックスは松坂投手との30日間の独占交渉権を獲得し、年俸などの契約交渉に入る。契約が成立すれば、落札額は移籍金として西武に支払われる。
 松坂投手は同日午後、成田空港で会見し、夕方の航空機で渡米する。レッドソックスの球団施設の見学などをする予定。23日にインボイス西武ドームで開催される球団の「ファン感謝の集い」に合わせ、帰国する。
 1901年創設のレッドソックスはアメリカン・リーグに所属。松井秀喜選手がいるヤンキースとはライバル同士。リーグ優勝11回、ワールドシリーズ制覇6回を誇る。日本選手では野茂英雄、大家友和両投手が在籍した。【村田隆和】

(毎日新聞) – 11月15日11時52分更新

竹内結子

歌舞伎俳優中村獅童(34)との離婚騒動の渦中にある女優竹内結子(26)が13日、休暇先のフランス領タヒチから帰国した。左手薬指に結婚指輪はなく、スポニチ本紙の取材に「(タヒチが)意外に涼しくてビックリしました」と明かすなど終始笑顔。早ければ今週中にも獅童との“直接協議”が行われる見込みだ。

 竹内は午前10時30分すぎ、エア・タヒチ・ヌイ機78便で成田空港に到着した。黒いニット帽にジーパンのカジュアルなファッション。突然のカメラマンのフラッシュにも驚かずに、笑顔で応えてみせた。

 3日前に夫が帰国した時の騒動の様子を把握していたのか、空港にマスコミが待機していることを覚悟していた様子。今月21日で満1歳になる長男もタヒチに連れて行ったが、帰国時は同行者に預け、事務所関係者とともにマスコミの前に現れた。

 「離婚の意思は固いですか?」の質問に「お話しすることはできません。弁護士さんにおまかせしていますので」と答え、代理人による離婚協議が始まったことを認めた。「お子さんの21日の誕生日は獅童さんとお祝いを?」などと問いかけられても「すみません。お話しすることができなくて…」。

 1つ1つの質問にしっかりと記者の目を見ながら答える姿は、さすが人気女優の風格。1週間のバカンスの感想を「意外と涼しくてビックリしました」と笑顔で明かした。ちょっとヤセたように映るのが気になるが、「だいぶ、おやせになられたようですが?」と尋ねられても「そうですか?ウフフ」とほほ笑み、余裕の表情。結婚指輪のない左手薬指を隠すことはなく、夫へ突きつけた離婚届に込めた意志は、南の島へ行っても揺らいでいないようだ。

 この帰国により、騒動後初めて夫婦が国内にそろった形。関係者によると、早ければ今週中にも2人の直接協議が行われ、21日の長男の誕生日には家族3人が顔を合わせることになっている。もし、どちらかが欠けることになった場合、離婚協議は長期化必至とみられている。

(スポーツニッポン) – 11月14日6時5分更新

2020年9月27日
女優の竹内結子さんが死去したことが27日、分かった。40歳。都内の自宅で、遺体で見つかった。自殺の可能性もあることから、警視庁が慎重に調べている。

 竹内さんは2005年に歌舞伎俳優の中村獅童(48)と結婚。同年に長男を出産するも08年に離婚した。その後、昨年2月に俳優の中林大樹(35)と再婚。今年1月下旬には都内の病院で第2子男児を出産したばかりだった。

 今月1日、自身がCM出演している「サッポロ一番」のイベントに出席し、第2子を出産後、初の公の場に登場。製品のCMキャラクター就任から6年がたつことから「(就任当初は)お湯を沸かすのをはらはらして見守っていた息子が、自分で(サッポロ一番を)作るようになった」と心温まるエピソードを披露していた。

京都市

京都市職員の不祥事多発を受け、市が調査していた「問題のある職員」は最終的に24人に上ることが、13日分かった。病欠を繰り返したり、多重債務を抱えるなどしており、現業職員が7割程度占めている。市は指導を強化し、改善がみられない場合、分限免職処分も含め厳しく対応する方針。
 京都市では、本年度に入って覚せい剤使用や窃盗などで13人が逮捕された。不祥事を起こした職員は、長期病欠を取るなどなんらかの問題を抱えていたことから、全庁的に職員の生活状況などを調査した。
 市は当初、「問題があるとみられる職員」について、職員全体(約1万6000人)の1%を超えるとしてきたが、その後、本人に事情聴取するなど調査し、最終的に24人に絞り込んだ。
 問題の内容別にみると、20日間の年次休暇を4月から9月までに15日以上取ったり、風邪などを理由に病欠を繰り返すなど休暇取得に問題のある職員は18人、消費者金融などから多重債務があり、職場に取り立ての電話が度々掛かってくるなど私生活に問題を抱える職員が8人、遅刻、早退など職場離脱を繰り返す勤務態度に問題のある職員が15人。
 3つの内容すべてに該当する職員は1人、「「休暇取得」と「私生活に問題」の重複が7人、「休暇取得」と「勤務態度」が8人。
 所属は保健福祉局、建設局、環境局などで現業職員が17人、約7割を占めた。過去10年間に停職以下の懲戒処分を受けた職員は5人に上るほか、市は、別の70人も「継続監察が必要だ」としている。
 市は当面、リストアップした問題職員に対し、生活態度や勤務態度の改善を指導するが、3カ月間、改善がみられない場合は「分限免職処分も辞さない」という。

(京都新聞) – 11月13日15時7分更新

やきゅう~

 「KONAMI CUP アジアシリーズ2006」最終日、北海道日本ハム(NPB)vs.LA NEW(CPBL) による決勝戦が12日、東京ドームで行われ、北海道日本ハムが1-0の接戦を制し、アジアチャンピオンに輝いた。昨年の日本代表・千葉ロッテに続き、2年連続で日本勢がチャンピオンフラッグを手にした。

 試合は日本ハム・ダルビッシュ、LA NEWシュ・ウェンションの両投手による息詰まる投手戦となった。日本ハム打線は6回まで散発の3安打。2、5、6回と得点圏に走者を進めたものの、後続が抑えられ無得点と苦しんだ。しかしシュ・ウェンションから2番手フィオレに代わった7回、相手のエラーと暴投などで1死三塁のチャンスをつくると、鶴岡のライト前タイムリーで待望の1点を奪った。

 先発のダルビッシュは、8回途中までLA NEW打線をわずか1安打。10三振を奪う上々のピッチングを展開。8回、先頭打者に四球を与えたところでマウンドを降りたが、その後は武田久-マイケルの必勝リレーで1点のリードを守りきった。

 一方のLA NEWは先発不足の苦しい状況の中、中1日のシュ・ウェンションが7回無失点の粘り強いピッチングで接戦に持ち込んだものの、自慢の“暴力熊”打線が不発。2度の得点チャンスをつぶし、善戦しながらも準優勝に終わった。